デルタ株対応DNAワクチンに関するQ&A

目次

こちらの記事の監修医師
HICクリニック院長/医学博士

デルタ株ワクチンについて<よくある質問>をまとめましたので、以下ご覧ください。

従来型のワクチンとの違いは何ですか?

変異ウイルス(デルタ株)に対応したワクチンとなっております。従来型のワクチンも変異ウイルスに対応しておりましたが、以前より変異ウイルスに対する作用を強化したワクチンとなっております。また、従来型は合計3回の接種が必要であったのに対し、今回は容量、濃度を改良したため1回の接種で完了します。

有効期間はどれくらいですか?

前回同様2週間前後から抗体がつき始め、3か月半から4か月程度継続することが治験で分かっております。それ以降になりますと抗体値が下がってきますので、追加接種をおすすめしております。

副作用はありますか?

当院のワクチンはタンパク質成分が入っていないので、アレルギー反応を起こすことはほぼありません。ごく稀に発熱が予測されますが、そのような気になる症状、変化が見られた際には速やかに当院へご連絡ください。

ワクチンを接種したあとの生活習慣で注意事項はありますか?

ワクチン接種後は翌日まで鼻をかむなどの行為はお控えください。また接種日から1週間は、お酒や激しい運動をやめていただくようお願いします。

既往歴がある場合はワクチン接種できますか?

重篤慢性疾患(末期がん、COPD、腎不全、心不全)、またはがんステージ3、

4の方は接種をお控えください。その他の持病をお持ちの方は、日常生活がお

くれる方であれば問題ありません。事前に問診票を確認しますので、既往歴の記入をお願いします。

妊娠中の場合、ワクチン接種はできますか?

妊娠中及び授乳中の方は接種をお控えください。

子供は何歳から接種できますか?

満7歳から接種が可能です。15歳以下のお子様は半量となります。

国内で推奨されているワクチンと併用できますか?

作用機序が違うので併用しても問題はありません。国内で推奨されているワクチンは血中にIgG抗体を作ることが目的で、当院のワクチンは気道などの粘膜上にIgA抗体を作ることが目的です。

国内で推奨されているワクチンを先に接種する場合、接種後2週間以上空け、当院のワクチンを接種いただくようお願いいたします。当院のワクチンを先に接種する場合、接種後中1日空けるようお願いいたします。

貴クリニックへ行かなければなりませんか?

デルタ株対応DNAワクチンも前回同様、手技は変わりません。ご自身での接種を希望される場合は、ワクチン発送の対応をしております。初回の方のみ、当院での診察またはオンライン診療をお願いしております。

ワクチンパスポートは発行されますか?

当クリニックのワクチンの接種証明書は発行可能ですが、国のワクチンパスポートは対象外のため反映されません。

こちらの記事の監修医師

平畑 徹幸

平畑 徹幸

HICクリニック院長 医学博士
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■所属団体
日本内科学会、日本抗加齢医学会、一般社団法人 日本アンチエイジング外科学会、膵臓病学会、日本遺伝子診療学会、日本人類遺伝子学会、アメリカ人類遺伝学会、A4M「米国抗加齢学会」
■著書
『がん遺伝子診断・治療のススメ がん予防・治療の新しい選択肢』、『すい臓病の原因と予防―お腹・背中・腰がモヤモヤしたら…』他