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癌の再発にならないための予防治療はある?

目次

こちらの記事の監修医師
HICクリニック院長/医学博士

癌の再発に関して

一度癌になったことがある方は、日々癌が再発することに対して不安に感じているかと思います。

今回はどのような癌が再発するのか、再発してしまう原因や特徴のある人など、皆様が気になる点をご説明いたします。

再発予防できる癌と再発予防できない癌があるのか

再発する癌は、臓器別や癌のステージにもよるので、一概に再発を予防できる癌とできない癌に分けるのは困難なところがあります。

再発の可能性が高い癌は何か?

どの癌が再発の可能性が高いか一概に言えませんが、可能性が高いと言われている癌をいくつかご紹介します。

① 肺がん:特にステージⅢやステージⅣの場合、再発のリスクが高くなります。また、喫煙習慣がある場合や、腫瘍が大きい場合も再発リスクが高まります。

② 大腸がん:初期段階で治療された場合は再発リスクが低いですが、進行したステージの場合やリンパ節への転移がある場合、また遺伝的要因やポリープの再発がある場合は再発リスクが高まります。

③ 乳がん:特にホルモン受容体陽性やHER2陽性の場合、再発のリスクが高まります。また、初期乳がんを治療した後に、別の場所で乳がんが発生する場合もあります。

④ 黒色腫(メラノーマ):早期に発見・治療された場合は再発リスクが低いですが、進行したステージやリンパ節や内臓への転移がある場合は再発リスクが高まります。

再発してしまう原因は?

癌の治療では、主に癌を取り除いたり小さくして治療しますが、手術で癌を取り除く場合、目に見える癌を手術で全て取り除くことが出来ても、目に見えない微細な癌が残ったり、目に見えないところで転移があったりすると、体の中に癌が残り大きくなることで再発します。

抗がん剤や放射線治療も癌を小さくしたり消したりする効果がありますが、再び癌が大きくなり再発してしまうことがあります。

癌の再発を予防するために

 癌の再発を防ぐためには、一度寛解したからといって安心するのではなく、定期的な検査等から早期発見が大切になってきます。

癌を再発しやすい人、再発しにくい人は?

再発しやすい人の特徴として、癌が進行して大きくなってから治療をした場合や、癌発見時すでに他の臓器などに癌が広がっている場合は、再発しやすいので病初期から中期までに治療ができれば再発の確率も低いと言われています。

癌の再発を予防する方法

癌の再発を発見するには、主に早期発見や適切な治療、定期的なフォローアップなどによって管理することができます。

一方、再発予防が難しい癌は、癌の進行が非常に速く、早期に発見することが難しい場合や、手術や放射線治療、化学療法などの標準的な治療の効果がない場合があります。

自分でできる予防法

日本人を対象とした研究結果によると、日本人の科学的根拠に基づく癌予防はありますが、癌の再発予防に効果があると認められた生活習慣はありません。

米国対がん協会が2012年に公表したガンサイバーのための栄養と運動のガイドラインでは、癌治療後の生活指針として「①健康的な体重を維持しましょう。②定期的な運動(1週間に150分以上)を行い運動不足を防ぎましょう。③野菜、果物などを取りましょう。」という内容が公開されています。

病院でできる予防法

癌の種類によっては、あらかじめ再発のリスクが分かっているものがあります。

肝臓がんの一種である肝細胞癌は、手術から5年以内に再発する確率が70から80%と高確率で、再発のほとんどは同じ肝臓で生じます。

肝細胞がんの多くは肝炎ウイルスによる慢性肝炎、肝硬変などが影響しており、これが治らない限り再発のリスクはなくならないと言われております。そのため医療機関では精査、加療が予防につながると思われます。

① 保険適用内でできる事

癌の種類にもよりますが癌の再発予防が目的であれば、例えば大腸癌再発は定期的に内視鏡検査や、便潜血反応採血で腫瘍マーカーをフォローアップしていくのが良いでしょう。

② 保険適用内で出来ることの限界

日本は幸いにも国民皆保険で、高額な医療費も高額医療制度があるので実際の負担は少なくて済みます。

しかし先進医療、先端医療と言われる分野は技術料が自己負担なので私的保険加入等がないと支払いが高価となるのが欠点になるかと思われます。

免疫細胞治療、光免疫療法

免疫治療は免疫の力を利用してガンを攻撃する治療法です。

大規模な臨床試験等により治療効果や安全性が科学的に証明された免疫治療は、免疫チェックポイント阻害剤を使う方法とその他の免疫療法があります。

効果が証明された免疫療法はまだ一部に限られていますが保険診療を受けることができます。

がん光免疫療法(アルミノックス治療)は国立がん研究所東病院で実施している治療法で、保険診療として認められています。ただ切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部癌に対してのみの治療法です。

予防医療

 がん予防なのか、がん再発予防なのかによります。当クリニックでは開院以来がん予防に力を入れています。

基本的には科学的根拠に基づくがん予防。

喫煙、飲酒、食べ物、栄養、身体活動、体格、感染、化学物質、生殖因子、ホルモン等について、また、当院の治療法としては、血管の錆を取り除き、血管の若返りを促すキレーションや、体内の活性酸素を除去し、がんの予防を促す水素点滴についても、丁寧に説明しています。

まとめ

日本人の2人に1人が一生のうち一度は癌になるというデータがあります。

日本人男性の癌の43.4%、女性の25.3%は生活習慣や感染が原因で癌となったと考えられています。大きな生活習慣として喫煙が男性23.6%、女性4.0%、感染が男性18.1%、女性14.7%でその他のものは比較的小さいと報告されています。

まずは日常生活から見直し、癌になるリスクを下げていきましょう。

こちらの記事の監修医師

平畑 徹幸

平畑 徹幸

HICクリニック院長 医学博士
平畑院長の紹介はこちら

■所属団体
日本内科学会、日本抗加齢医学会、一般社団法人 日本アンチエイジング外科学会、膵臓病学会、日本遺伝子診療学会、日本人類遺伝子学会、アメリカ人類遺伝学会、A4M「米国抗加齢学会」
■著書
『がん遺伝子診断・治療のススメ がん予防・治療の新しい選択肢』、『すい臓病の原因と予防―お腹・背中・腰がモヤモヤしたら…』他

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