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腫瘍マーカーのPSAの値が高かった場合ってどうすればいい?

目次

こちらの記事の監修医師
HICクリニック院長/医学博士

腫瘍マーカーのPSAが高かった場合

腫瘍マーカーは、採血によって検査できるため身体に負担なく行えるがんの検査です。

がん細胞の数やがん細胞がつくる物質の量によって数値が高くなり、この検査からがんの可能性、再発転移がないか等を調べることができます。今回は男性が注目すべき腫瘍マーカーの数値、PSAについてご紹介します。

そもそもPSAの値は何を表している?

 PSAは、前立腺特異抗原(prostate-specific antigen)の略語です。

前立腺の上皮細胞から分泌されるたんぱくで、多くは精液中に分泌され、ごく微量が血液中にも取り込まれます。

基準値はどのくらい、危険値はいくつ?(年齢別)

PSAの正常値は全年齢で4.0ng/ml以下です。年齢別では50歳〜64歳で3.0ng/ml、65歳〜69歳で3.5ng/ml、70歳以上で4.0ng/ml、80歳以上で7ng/mlとなります。

PSAが高いと、前立腺はどうなっているの?

 一般的に前立腺癌のスクリーニング検査としての精度の高いマーカーですが、前立腺に良性の腫瘍ができ、前立腺が大きくなる前立腺肥大症や、前立腺の炎症、または外部からの刺激、射精でも高くなることがあります。

PSAの数値で前立腺癌になる確率は?数値の信頼性はあるの?

PSAの数値が4から10ng/ml未満で25%〜30%、10ng/ml以上で50%〜80%にがんが見つかり、10ng/ml以上でがんや転移が強く疑われます。

4ng/ml〜10ng/ml未満でもまだ前立腺癌ではないとするのでなく、危険域にあると考えるべきとの意見があります。

PSAの数値が高かったらどうしたらよい?

腫瘍マーカーの検査でPSAの数値が高かった場合どうしたら良いか、まずは原因についてご説明いたします。

PSAが高くなる要因、どんな人が高くなりやすい?

どんな人がPSAの数値が高くなりやすいかと言うと、食事の面では脂肪分の多い食事をしている人が高くなる可能性があります。

またPSAの数値は年齢と共に自然に高くなりますが、急激な上昇の場合にはPSAの検査を受けることをおすすめします。他にも高くなる可能性のある要因がいくつかあるので、下記でご説明します。

ストレスで高くなる?

身体的ストレス針生検や手術などの治療で前立腺がダメージを受けたときや、尿道の検査やおしっこを出すために導尿をしたり、直腸診で前立腺に力を加えたりの外からの刺激を受けた時でもPSAは高くなることがあります。

射精回数は関係する?

射精により前立腺液が排出され、その中にある前立腺特異抗原PSAも一緒に排出され、数値が高くなることがあるので、検査を受ける場合は数日後に受けることを推奨します。

アルコールでPSAは高くなる?

アルコールの摂取は、一時的にPSA(前立腺特異抗原)の値を上昇させる可能性があります。尿路や前立腺の血流に影響を及ぼし、一時的な炎症や刺激を引き起こす可能性があるからです。

しかし、PSAの上昇は一時的であり、通常は数日以内に正常値に戻ります。長期的かつ過剰な飲酒は一般的に前立腺がんの発症リスクを増加させる可能性があります。

PSAの値を正常値にするために自分でやれること

前立腺癌の発症リスクとして高齢、家族歴は自分ではどうしようもないですが、生活習慣 高脂肪、低繊維の食事、肥満、喫煙、運動不足は発症リスクを増加させるので生活習慣の改善が有効です。

腫瘍マーカーのPSAの値を正常にするための治療法

高いPSA値は前立腺がんの可能性を示唆することがありますが、他の要因によっても高い値が出ることがあります。

まずは結果を担当の医師に相談し、適切な解釈と次のステップの計画を立てることが重要です。

一般的な病院での治療法

一般的な病院では監視療法、手術、放射線治療、ホルモン療法、化学療法などがあります。

薬で治せるのか

 前立腺癌には精巣や副腎から分泌されるアンドロゲン(男性ホルモン)の刺激で病気が進行する性質があります。

内分泌療法はアンドロゲンの分泌や、働きを妨げる薬によって前立腺がんの勢いを抑える治療です。

HICクリニックでオススメしている内容

当院ではかかりつけ医師の治療法を最優先にしており、PSA等の腫瘍マーカー以外に癌関連遺伝子を現在約200種類採血で調べることが可能で、その結果を基にMRI、PETーCTなどの画像診断(外注)を合わせて癌予防や治療をしています。

まとめ

生活習慣により改善、予防できる疾病は日頃の生活習慣を見直すことが大事です。国立がんセンターが発表されている科学的根拠に基づいたがんの予防法に生活習慣の具体策が述べられていますので参照ください。

こちらの記事の監修医師

Picture of 平畑 徹幸

平畑 徹幸

HICクリニック院長 医学博士
平畑院長の紹介はこちら

■所属団体
日本内科学会、日本抗加齢医学会、一般社団法人 日本アンチエイジング外科学会、膵臓病学会、日本遺伝子診療学会、日本人類遺伝子学会、アメリカ人類遺伝学会、A4M「米国抗加齢学会」
■著書
『がん遺伝子診断・治療のススメ がん予防・治療の新しい選択肢』、『すい臓病の原因と予防―お腹・背中・腰がモヤモヤしたら…』他

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